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メモばっか

人の脳の特性からわかる、目標を確実に実行にうつすためのたった2つの方法

目標を立てても実行に移せないことが良くあります。
私もこの記事を書くのに、書こう書こうと思いながら、下書きにある状態から公開するまで、ダラダラしてしまいました。

脳科学を学んでいるI君から教えたもらった、「決めたことを確実に実行するための2つの方法」を書きます。備忘録です。

 

  1. すぐにやること
    そんなの当たり前だ、と思うかもしれません。でも、どうしてか知っていますか?
    これは人の脳は変化を嫌う、という性質のせいだそうです。

    一つ例を出します。今日は明日締め切りのレポートを絶対にやらなくちゃ!と思っていたとします。ですが家に着くと、5分だけ、のつもりでテレビをつけたり本を読み始めたりします。5分だけ、10分だけと思っているうちにどんどんレポートに手をつけるのが億劫になり、先延ばしにしてしまう、ということはよくありますね。
    これは、「人の脳の変化を嫌う」という特性のせいだそうです。5分だけ、10分だけ...と先延ばしにしている時間が長ければ長いほど、脳はその先延ばしにしている状態を変えることに対して抵抗を持つようになります。つまり、先延ばしにしてテレビを見ている時間が長くなるほど、レポートに取り掛かるハードルをどんどん高めてしまっているのです。
    家に着いた瞬間に始めることが、これが一番レポートを始めるのに、ハードルが一番低い瞬間なのです。こういうわけで、すぐやる=脳にとっての行動を起こすハードルが一番低い状態の時に実行開始する、とスルッと実行できるのです。

  2. 自分で決めた目標、と思わないこと。神様(もしくは偉大な人)とかに与えられた目標であり、これを実行できれば絶対に自分はすごくなれる、と思うこと。

    最近仕事で英語を使う機会が増えてきましたが、私は中々始められませんでした。そんな時私は、英語やっとけよ、と直接言ってくださった会社の偉い人に与えられた仕事、と思って英語の勉強をするようにしています。

    裏付けとなるこんな実験があるそうです。2つのグループの人たちに、それぞれパズルに取り組んでもらいました。グループAの人たちにはこのパズルを解いてください、グループBの人たちには3種類のパズルの中から好きなパズルを選んで解いてください。とお願いしました。
    すると、人からパズルを与えられたグループAの人たちは、自分でパズルを選んだグループBのどの人よりも、長い時間取り組んでいたそうです。

    この実験から実証されたのは、人の脳は、自分で決めて実行するより、人に与えられたことを実行する方が確実に、しかも高い集中力で取り組める、という性質がある、ということです。
    人の脳は、同じことを取り組むのにも他者から与えられたものだと思い込むと、すぐにとりかかり、熱心に取り組むそうです。「できなかった」と言いたくないからでしょうか。

    ちなみに、「夢をかなえるゾウ」という本が、この良い例だそうです。私も近いうちに読みたいと思っています。


    以上の2つの方法で、実行にうつしやすくなります。
    実行に移すのが億劫なとき、チラッと思い出すと良いかもしれません。